
deadmau5とRichie Hawtinによるスタートアップ・Pixelynxが、NFTを活用した音楽ゲームを開発中
DJ/プロデューサーのdeadmau5とRichie Hawtinの2人がゲーム開発チームと共同で今年初めに立ち上げたテック系スタートアップの「Pixelynx」。アーティストなどの著名人が自分のブランドをデジタル化して、ゲームやバーチャルワールドで使用できるコレクターグッズを作ることを目的にしています。
現在、同社は『Pokémon Go』の開発元企業のNianticが最近発表したLightshipプラットフォームを利用し、音楽、AR、NFTをベースにしたモバイルゲームを開発しているといいます。
このゲームについて、Pixelynxは「プレイヤーはゲームプレイを通じて、新しい曲や賞品、ゲーム内資産を集めることができます」と説明。将来的にはNianticとのパートナーシップにより、ファンは現実世界を探索しながら、コンサートに参加したり、物理的な場所を訪れたりして、ゲーム内で使用できるNFTを集め、報酬や新曲をアンロックすることができるようになるとのことです。
ゲームは2022年にリリース予定で、現在トレーラーが公開中です。
最近ではアーティストがNFTを利用して音源をリリースするだけでなく、NFTをベースにした音楽ユニットが登場するなど、ここ1年の間にNFTとアーティストとの距離はかなり近くなりました。
一方、VRやARのような仮想空間テクノロジーはバーチャルライブに使用される以外に、VRChatで開催されるクラブイベントなど、現実空間さながらの音楽体験+交流が楽しめるものも普及しつつあります。
その他にもバーチャルインフルエンサーのLil Miquelaが音源をリリースしたり、VR用のシンセやDJ機材が発表されるなどしています。バーチャル空間でのアーティストの活動領域は、日に日に広がりを見せています。
文:Soundmain編集部
【参考サイト】
Deadmau5 and Plastikman’s Pixelynx plans a music NFTs game – Music Ally
https://musically.com/2021/11/19/deadmau5-and-plastikmans-pixelynx-plans-a-music-nfts-game/