
Rolandが名機を再現するシリーズ「Roland Boutique」に最新機種「JD-08」と「JX-08」が登場
Rolandが展開する、1980~90年代に活躍した個性的なシンセサイザーのデザインとサウンドをコンパクトなボディに凝縮し、本格的なサウンドと操作感で演奏を楽しめる「Roland Boutiqueシリーズ」の最新モデルとして、「JD-08」と「JX-08」の2機種が12月4日(土)に発売されます。
JD-08は、1990年代以降のエレクトロニック・ミュージック・プロデューサーを中心に人気を博した「JD-800」のアナログ感覚の操作性を継承しつつ、コンパクトにしたモデル。
1991年~1995年にかけて販売されたJD-800は、ピアノや弦楽器などの音を忠実に再現するデジタル・シンセサイザーとアナログ・シンセサイザーの操作性を併せ持つ個性的な仕様で注目を集めました。
今回、Rolandは、JD-800最大の特長である90年代のヒット曲に数多く使用されたプリセット・サウンドを忠実に再現するだけでなく、オリジナル機より大幅に拡張された同時発音数、2パートのポリフォニック・シーケンサーなど、オリジナルにはない新機能をJD-08に搭載。また、パネル・デザインや各種スイッチ/スライダーを再現することで、省スペースながらもJD-800と同等の操作性を維持しています。
一方JX-08は、1980年代に流行していたフラット・デザインを採用した「JX-8P」をコンパクトにしたモデル。1985年~1986年にかけて販売されたJX-8Pは、Roland最後のアナログ・フラッグシップ音源を搭載して開発されたシンセサイザーで、当時主流となっていたプリセットサウンドを呼び出して使用したり、別売のプログラマー「PG-800」と接続することで、これまで同様のサウンド・メイクを可能にするなど、Rolandシンセサイザーの音づくりへのこだわりを体現したモデルでした。
JX-08では、その音づくりパートで活躍した「PG-800」を合体させたほか、特徴的なコーラス・エフェクトに加えてマルチ・エフェクト、リバーブを新規搭載。同時発音数も拡張し、オリジナルを超えるリッチな演奏表現を可能にしています。
また、JD-08、JX-08の両モデルともUSBオーディオ/MIDIインターフェースを備えているため、DAWや外部機器と同期させた演奏やレコーディングを行うことができるなど、現代の製作環境にも対応した仕様になっています。
名作シンセ・サウンドを実機で使ってみたいと思っていた人にとっては、ぜひとも手に入れておきたいモデルではないでしょうか?
サウンド・モジュール「JD-08」
製品詳細:https://www.roland.com/jp/products/jd-08/
サウンド・モジュール「JX-08」
製品詳細:https://www.roland.com/jp/products/jx-08/
価格:ともにオープン価格
市場予想価格:5万600円(税込)前後
発売日:2021年12月4日(土)
文:Soundmain編集部