2021.10.28

ライブ用オーディオインターフェース「iRig Stream」の新機種がIK Multimediaより発売

IK Multimediaが、世界中で多くのライブ配信に使用されている「iRig Stream」シリーズの新機種として「iRig Stream Solo」と「iRig Stream Pro」を発表しました。11月発売予定です。

iRig Stream Soloは、ミキサー、キーボード、DJデッキなどを接続するステレオRCA入力、ヘッドフォン、マイク付きイヤフォン、iRig Micなどを接続できる4極TRRSヘッドセット端子を搭載したアナログ接続の配信向けオーディオ・インタフェース。

接続はアナログ仕様となるため、デジタル・オーディオ・インターフェースの利用が困難なトーク系配信アプリでも安心して使用することができます。

iPhone、iPad/Androidデバイスで利用でき、同一デバイス内で音楽再生アプリなどの信号を配信アプリに戻す、Loopback機能にも対応するほか、3.5mmモノラルTHRU出力も備えているため、カメラ、ミキサーなどの他のデバイスに音声を送ることもできます。単三電池2本で約50時間(アルカリ電池使用の場合)使用できるため、長時間の配信も可能です。

一方、iRig Stream Proは、iRig Stream Soloの上位機種で、iPhone、iPad、Androidデバイスだけでなく、Mac/PCでも使用できる24-bit/96kHz対応の高音質なライブ配信向けオーディオ・インターフェースです。

4極TRRSヘッドセット端子、Loopback機能への対応など主な機能は、iRig Stream Soloと同じですが、上位機種らしく、マイク、楽器の両方に対応したXLR/標準コンボ入力端子(ファンタム電源付)も搭載しています。

iRig Stream Proには、配信アプリで使用するのに最適な「ステレオ・モード」、マルチ・チャンネル入力に対応したDAWアプリでトラックを分けて録音したい時に便利な「マルチ・チャンネル・モード」の2種類の動作モードがあり、用途にあわせて切り替えて使うことができます。また、マルチ・チャンネル・モードとLoopback機能を組み合わせて使うことで、さらに作り込んだ配信が可能になります。

バッテリー面では、Lightning、USB-A、USB-Cケーブルが同梱されているため、最新のiPhone、iPad、Mac/PCと接続する場合、別途アダプタを用意することなく使用できます。また、iPhone、iPad接続時にファンタム電源を利用したい場合も、単三電池2本で約20時間(アルカリ電池、3.1 mAのファンタム電源使用時)使用可能。別売の電源アダプタ「iRig PSU 3A」を使えば、配信中にiPhone、iPadを充電することもできます。

販売価格はともにオープンプライスで、市場想定価格はiRig Stream Soloが7000円前後(税別)、iRig Stream Proが2万6800円前後(税別)。両モデルとも2021年11月の発売が予定されています。

お手頃価格の配信用オーディオ・インタフェースを探している場合はiRig Stream Solo、配信の音質にこだわりたい場合は、iRig Stream Proがおすすめです。自分の用途にあわせて、購入を検討してみてはいかがでしょうか?

文:Soundmain編集部

【製品情報】

iRig Stream Solo
https://www.ikmultimedia.com/products/irigstreamsolo/

iRig Stream Pro
https://www.ikmultimedia.com/products/irigstreampro/