
Apple「Logic Pro」最新バージョンがドルビーアトモスによる空間オーディオ制作ツールを搭載
Appleが販売・提供するDAW「Logic Pro」のアップデートを発表しました。最新バージョンとなる「Logic Pro 10.7」では、かねてより噂されていたドルビーアトモスによる空間オーディオ制作ツールを搭載。これによりユーザーはApple Music向けにドルビーアトモスで曲をミックスし、書き出すことが可能になります。
さらに新しいミキサーと3Dオブジェクト・パンナーを使って、ステレオプロジェクトを7.1.4chまでのドルビーアトモス対応のサラウンドチャンネルに拡張可能になり、Space Designer、リミッター、ラウドネスメーター、トレモロなど、既存の13のプラグインも、空間オーディオ制作に活用できるようにアップデートされています。
また、Logic Pro 10.7には、今年の夏にGarageBandで導入された、ボーイズ・ノイズ、マーク・レッティエリ、マーク・ロンソン、オーク・フェルダー、ソウレクション、Take A Daytrip、トム・ミッシュ、TRAKGIRLなど、現行音楽シーンを牽引するトップクラスのヒットメーカーたちによるプロデューサーパックや、ロイヤリティフリーで自分の曲に使える2800種類の新しいループ、50種類の新しいキット、120種類の新しいパッチ、ドルビーアトモス空間オーディオミックスを含むリル・ナズ・Xのヒット曲「Montero (Call Me by Your Name)」のオリジナルマルチトラックプロジェクトなども付属します。
なお、先日発表されたM1 Max搭載の最新MacBook Proでは、音楽クリエイターがレコーディングに使えるプラグインの数が最大で3倍になるとのことです。
Logic Pro 10.7は、既存ユーザーであれば無料アップデート可能。新規ユーザーの場合はMac App Storeから2万4000円で購入することができます。
Macユーザーであれば90日間のフリートライアルに参加することもできるので、この機会に最新のLogic Proで空間オーディオ制作に挑戦してみてはいかがでしょうか?
Logic Pro
https://www.apple.com/jp/logic-pro/
文:Soundmain編集部