2021.10.13

「Auto-Tune Unlimited」にボーカルサンプルをスライスして楽器化するプラグインが追加

ボーカルピッチ補正プラグイン「Auto-Tune(オートチューン)」で知られる機材メーカーのAntaresが、新たにボーカルシンセ/サンプラー・プラグイン「Auto-Tune Slice」をリリースしました。

Auto-Tune Sliceは、サンプルをスライスして、MIDIキーボードで楽器として演奏できるように設計されたプラグイン。

ボーカルに最適化されていますが、ビート、楽器などその他のオーディオファイルにも使用でき、スライスされたサンプルを再配置して新しいフレーズやパターンを作成したり、14種類の内蔵エフェクトを使ってサウンドを加工することができます。

また、ユーザーは自分で用意したサンプルのほか、「Samplescape」というプラットフォームで公開されているBon IverやThe NationalのAaron Dessnerなど、著名アーティストやサウンドデザイナーによる200以上のボーカルサンプル/プリセットを使用することができます(Samplescapeでは今後もサンプルが追加されていくとのことです)。さらにオートチューンと統合して、Auto-Tune Sliceの環境下でサンプルをチューニングすることも可能とのことです。

Auto-Tune Sliceは、現在、月額25ドル(1年契約の場合は1ヶ月辺り18.74ドルで利用可能)で利用できるAntaresのソフトウェアサブスクリプションサービス「Auto-Tune Unlimited」の一部として提供されています。

このサービスには、最新版のオートチューン、Auto-Tune Vocodist、AVOX suiteに含まれる11種類のボーカルエフェクト、同梱プラグインの無制限アップグレード、今後、Antaresが提供するプラグインへの無料アクセス、Auto-Tune Vocal Production Academyの無料ビデオチュートリアルが含まれており、14日間の無料期間も設けられています。

Auto-Tune Sliceのことが気になった人はAuto-Tune Unlimitedの無料期間を利用して、1度試しに使ってみてはいかがでしょうか?

Auto-Tune Slice 製品ページ
https://www.antarestech.com/product/auto-tune-slice/

文:Soundmain編集部

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