
Twitterが「コミュニティ」機能のテストを開始。クリエイター同士のオンライン交流にも活用可能?
ここ最近、サブスクリプション型収益化ツール「スーパーフォロー(Super Follows)」、音声メディア「スペース(Space)」、投げ銭システム「チップ・ジャー(Tip Jar)」など、最新機能を立て続けに発表してきたTwitterが、新たに「コミュニティ(Communities)」機能の導入を発表しました。
コミュニティはその名のとおり、Twitterユーザーが共通の関心事で簡単につながれる機能。英語圏では9月8日からテスト運用が開始されています。
コミュニティに参加すると、フォロワー全員ではなく、特定のグループに向けて直接ツイートができるようになります。同じコミュニティに参加しているメンバーだけが返信したり、会話に参加したりできるため、親密で関連性の高い会話を保つことができるとTwitterは説明しています。
また、コミュニティのページやタイムラインは公開されるため、誰でもコミュニティのツイートを読んだり、引用ツイートしたり、報告したりすることができます。
コミュニティでは、モデレーターが話すテーマを決め、コミュニティのルールを作り、会話を盛り上げてくれそうな人を招待します。モデレーターはコミュニティのルールを定めた上で、会話がテーマから逸脱しないよう、別途モデレーター役を務める人を招待することもできます。
Twitterによれば、現時点でコミュニティを作成できるのは一部の人に限られるとのことで、全員が作成できるようになるまでには今後数ヶ月待つ必要があるようです。
デフォルトで用意されるコミュニティは「犬」、「天気」、「スニーカー」、「スキンケア」、「占い」といったTwitterで人気の高いテーマを基にしたものですが、今後、コミュニティでの会話の盛り上がりやニッチな議論の発生状況に応じて新たなコミュニティが追加されていく予定です。
音楽シーンでもコミュニケーションツールの「Discord」や「Reddit」を使って、音楽制作スキルについて語り合う音楽クリエイターのコミュニティを見かけます。今後は、この機能によりTwitterでもそのようなコミュニティが生まれるようになるかもしれません。また、そこでの交流からどんな音楽が生まれるのかにも注目したいところです。
文:Soundmain編集部
【参考サイト】
自分と共通の興味関心を持つ人々と会話しませんか(Twitter Japanブログ)
https://blog.twitter.com/ja_jp/topics/product/2021/testing-communities