
Facebook Gaming、著作権フリーのBGMライブラリを10万人以上のゲーム実況者に解放
Facebookのゲーム実況プラットフォーム「Facebook Gaming」が、メジャーレーベル3社(ソニー・ミュージックエンタテインメント、ユニバーサルミュージック、ワーナー・ミュージック)と提携。ライセンスされた著作権フリーのBGMライブラリを多くの動画クリエイターが無料で使えるようになりました。
「Facebook Gaming」レベルアッププログラムの資格所持者、10万人以上が対象で、最新のヒット曲や80年代サウンド、ダンスミュージック、ヒップホップなど、さまざまなジャンルの楽曲を配信中に流すことができます。
Facebook社のGlobal Gaming Partnerships部門のディレクターであるRenato Olivalves氏は、「昨年9月からテストを行っており、音楽業界の要請に応えた形です。これによってコミュニティとのライブエンゲージメントに不可欠な要素として音楽を使うことが可能になります」と語ります。
同じゲーム実況プラットフォームのTwitchが、YouTube Gamingなどへのユーザー流出に苦労している一方で、Facebookは著作権侵害(DMCA; アメリカのデジタルミレニアム著作権法の悪用を含む)への対処とユーザーの利便性両方を図った形と言えそうです。
文: 三嶋 直道(PIANO FLAVA)
【参考サイト】
Facebook Gaming Opens Licensed Music Library to More Creators
https://www.digitalmusicnews.com/2021/09/07/facebook-gaming-licensed-music-library/
ストリーミングでの音楽利用を簡単に(2020年9月14日)
https://www.facebook.com/fbgaminghome/blog/making-music-and-streaming-easier?locale=ja_JP
Twitch配信者 DMCA問題に頭を抱える「道中の音楽を拾ってもNGだと」
https://value-kaden.com/twitch-dmca-1/