
TikTokがライブ配信機能に複数の新機能を追加。事前スケジューリングやQ&A設置が可能に
TikTokが、ライブ配信機能「TikTok LIVE」に複数の新機能を追加することを発表しました。
クリエイターと視聴者の新たなつながりを生み出だすTikTok LIVEが、今回さらに新機能として、「LIVE Events」 「ピクチャーインピクチャー」「Go LIVE Together」「LIVE Q&A」「トップLIVE」「モデレーター」「キーワードフィルター」「コメント見直し機能」を追加します。
追加される機能の特徴は以下の通りです。
LIVE Events
クリエイターがライブ配信をスケジュール、管理、プロモーションできる新しい管理ツール。これにより視聴者は簡単にライブ配信を発見したり、登録できるほか、ライブ配信の通知や開始などのリマインダーを受け取ることができます。ミュージシャンやアーティストのライブイベントも、よりファンに参加してもらいやすくなるでしょう。
ピクチャーインピクチャー
小ウィンドウでの動画並行再生機能。これによりユーザーは、iOSとAndroidに搭載されたピクチャーインピクチャーを使って、アプリ間でシームレスにライブ動画を見続けることができます。
Go LIVE Together
簡単にデュエットライブを行える機能。舞台裏のコンテンツが2倍になることで、トップクリエイターとつながる方法や笑いを誘うようなやりとりが増加することになるとTikTokは述べています。
LIVE Q&A
リアルタイムでホストが視聴者の質問に回答することができる機能。ホストがライブ中に答えたい質問をより簡単に選び、紹介し、回答するのに役立つツールも搭載されています。
トップLIVE
「おすすめ」と「フォロー」のページから、より簡単にライブ配信を探し、視聴することができる機能。トップLIVEのカテゴリには、「チャット(Q&A)」「ゲーム」「タレント」「ファッション」「日常生活」などがあり、ライブページへのアクセスポイントがリニューアルされることで、トップLIVEやおすすめライブ動画がこれまで以上に身近になります(こちらは近日中のリリースとなります)。
モデレーター
ライブ配信のホストがモデレーターを指定し、配信の管理を手伝ってもらえるようにする機能。ホストは、開始前にライブ配信の起動画面の右側にある「設定」をタップして、モデレーターを指定できます。ライブ中、ホストとモデレーターは、ユーザーをミュート、ブロックすることもできます。
キーワードフィルター
クリエイターへの誹謗中傷防止機能。ライブの起動画面の設定タブで、ホストはコメントをオフにしたり、キーワードフィルターに最大200語を追加し、チャット内のコメントを制限することができます。制限する言葉は、ホストやモデレーターがライブ配信中にリストに追加することができます。
コメント見直し機能
視聴者が否定的なコメントや暴言など心ないコメントや有害なコメントを投稿しないように、見直すよう促す機能。これによりクリエイターはライブ配信にかける情熱やエネルギーを損なうことなく、視聴者を楽しませることに集中できます。
また、今後数週間のうちに、ホストやライブのモデレーターが視聴者を一時的にミュートしたり、心ないコメントや有害なコメントを削除したりする機能が導入される予定です。
加えて、ギフトの見返りに配信者と視聴者が個人的につながることや、詐欺的な行為を禁止するほか、自分の身元を偽ったり、コミュニティに誤解を与えたりするアカウントを発見した場合、そのアカウントをプラットフォームから削除するということも宣言しています。
現在、Instagram Reels(リール)、YouTube Shorts(ショート)といった後発の類似サービスから激しい追い上げを受けているTikTokですが、今回追加された新機能により、新たに活用のメリットが増したと言えます。
アーティストにとっても事前のスケジューリングやQ&Aの設置といった機能は、よりファンとの交流を深めていく上で待望されていたものでしょう。ぜひ活用してみてはいかがでしょうか?
【参考サイト】
https://newsroom.tiktok.com/ja-jp/enjoylivewithtiktok
https://techcrunch.com/2021/07/27/tiktok-expands-live-platform-with-new-features-for-creators-and-fans/