
YouTubeが新人アーティスト支援プログラム「Foundry Class of 2021」発表
YouTubeが新人アーティストを支援するプログラム「YouTube Music Foundry Class of 2021」を発表しました。
Foundryは、チャンネル運用のワークショップやコンテンツ制作のセッションを通して、アーティスト自身の発信力を高めることを目的にしたプログラム。
同プログラムでは、2015年にワークショップシリーズとして始まって以来、Dua Lipa、 Arlo Parks、Dave、Gunna、Omar Apollo、Rosalía、日本のNovelbrightなど、現在の音楽シーンの第一線で活躍するアーティストを含む15ヶ国150組以上のアーティストをサポートしてきました。
参加アーティストは、音楽やストーリーを通じてメッセージを伝え、ファンとの持続的な関係を築くとともに、マーケティング手法や過去の成功事例を学ぶことで世界中のファンと交流することにより成長していくとのことです。
これまでで最も大規模なものになった今年は、日本のchilldspotとDoulの2組を含む世界14ヶ国27組のインディペンデントで活動する新人アーティストが選出。
USインディーロックシーンの注目株Snail Mail、ロンドンのアンダーグラウンドシーンで人気のShy Girlといった来日経験もあるアーティストだけでなく、韓国のSe So Neon、インドのSeedhe MautのようなアジアのアーティストやブラジルのTuyo、コロンビアのBlessd、ナイジェリアのBella Shmurdaなど欧米圏以外で活動するアーティストも多数含まれています。
Foundryへの参加にあたり、chilldspotとDoulは以下のようにコメントしています。
chilldspot
「自分たちの一番の目標は、なによりもまず音楽を楽しむことです。世界中のファンに知ってもらえるよう、夢中になれるビデオ作品をたくさん制作します」
Doul
「Foundryのおかげで、私のことを知らない人にも、私と私の音楽について知ってもらうことができます。自分の音楽を世界と共有して、音楽、歌詞、ファッション、メイクなどの表現で感動を届けたいと思っています」
近年、音楽プラットフォームでは、Spotifyによる「RADAR:Early Noise 2021」(2020年3月にスタートしたグローバルプログラム「RADAR」と2017年に日本でスタートした「Early Noise」が連携)など、新人アーティストを支援する動きが広がっています。
中でもSoundCloudは、今年5月から7月にかけて、新人アーティスト支援プログラム「First on SoundCloud 2021」の一環として、参加アーティストの魅力を掘り下げるウィークリーイベントを音声SNS「Clubhouse」で実施したことで注目を集めました。
こうした音楽プラットフォームのアーティスト支援策は、新人アーティストにとって、自身の音楽キャリアを向上させる大きなきっかけになっています。
【参考サイト】
https://blog.youtube/news-and-events/youtube-music-announces-largest-global-class-date-27-independent-artists-joining-program
https://youtube-jp.googleblog.com/2021/07/2021youtube-foundry-chilldspot-doul.html