
「YouTube Shorts」ベータ版の日本提供開始。新たな動画編集機能や音声サンプリング機能に注目
YouTubeがTikTokやInstagram「Reels」の類似サービスとして、海外で先行展開していたショート動画サービス「YouTube ショート(Shorts)」のベータ版の日本での利用開始を発表しました。
今回のベータ版の提供開始により、複数の動画をつなぎ合わせるマルチセグメントカメラ、楽曲を追加する機能、速度の設定などを含む動画作成ツールを使って誰でも簡単にショート動画を作成できるようになります。
また、日本を含む世界100ヶ国以上で利用できるYouTube ショートのグローバル展開に合わせて、新たに「動画の特定のポイントにテキストを追加」「ショート動画に自動でキャプションを追加」「ショートカメラで最大60秒の動画を撮影」「スマートフォンのギャラリーからクリップを追加して、ショートカメラで撮影した動画に追加」「フィルターを追加して動画のカラーを修正(より多くのエフェクトを順次追加予定とのこと)」といった編集機能が追加されています。
そのほかに注目したいのが音声をサンプリングできる機能。
この機能では他のYouTube ショート動画だけでなく、公開中のYouTube全体の動画から音声をサンプリングすることができます。クリエイターは動画のサンプリングを許可するかどうかを設定することができ、希望しない場合にはサンプリングをオプトアウトすることも可能です。
また、近日中にモバイル上で簡単にYouTube ショート動画を視聴できるように新たに“ショート”タブを追加する予定とのことです。
YouTube ショート動画投稿によるマネタイズに関しては、今年5月にショート動画クリエイターに対し、2022年までに動画の報酬として総額1億ドル(約109億円)を支払うクリエイター支援ファンド「YouTube Shorts Fund」が立ち上げられていますが、ほかにもショート動画を収益化し、クリエイターのコンテンツに還元する様々な方法を検討しているとYouTubeは述べています。
ファンとつながる新しい方法として、ミュージシャンにも注目ですね。
【参考サイト】
https://youtube-jp.googleblog.com/2021/07/youtubeshorts.html