
グラニュラー合成を活用したエフェクター「BLEASS Granulizer」は、独自の音色作りがしたいクリエイターにおすすめ
サンプルを細かく刻んだ音の粒である“グレイン”へと分割し、多重にクロスフェードさせて再生する技術「グラニュラー合成」。
グラニュラー合成を活用したシンセには例えば、Ableton Live用の「Grain Scanner」のようなものがあり、これらのシンセではグレインに再構成・ピッチ変更・増加といった処理をほどこすことで、聴き心地のいい音から過激な音まで多彩な音作りができます。
最近、そんなグラニュラー合成技術を活用したエフェクター「BLEASS Granulizer」がリリースされました。
BLEASS GranulizerではAbleton Liveなど互換性があるDAWのトラックの音を最大4つまでバス入力でき、入力された音をグレインに分解・合成することで新たな音色を作りだすことができます(複数のバス入力がオンになっている場合、それぞれのグレインは利用可能な音のソースからランダムに抽出されます)。
音の合成時には、ボリューム、パンニング、音域の調整や、グレインのサイズやシェイピング、音程などのパラメーターを変更することができます。
各種パラメーター操作により音が変化していく様子は、UI上の3Dビジュアライザーに反映され、ユーザーはそこで音の変化を視覚的に確認することができます。
声や楽器など様々な音を合成して、ほかにはない自分だけのユニークなサウンドを作ってみたい音楽クリエイターは、BLEASS Granulizerなどグラニュラー合成を活用したエフェクターやソフトシンセの導入を検討してみてはいかがでしょうか?
なお、BLEASS Granulizerは、Mac/Windows版が現在はイントロ価格の30ドル(約3330円)で販売中。iOS版も用意されており、そちらは7.99ドル(約880円)で販売中です。
BLEASS Granulizer
https://www.bleass.com/bleass-granulizer/
【参考サイト】
https://www.ableton.com/ja/packs/granulator/
https://www.ableton.com/ja/packs/grain-scanner-amazing-noises/