
Spotifyがリスニング傾向を深掘りする「Only You」と、2人のユーザーの好みをミックスする「Blend」を公開
Spotifyが、ユーザーがどのような音楽の聴き方をしているのかを再認識することに役立つ新機能「Only You」を発表しました。
Only Youは、ユーザーのリスニングデータを使って、自分だけに顕著な音楽やポッドキャストの聴き方の傾向を知ることができる機能。ユーザーの1年分のリスニングデータを元に、その年に「最も聴いたアーティスト」、「最も聴いた楽曲」などを示してくれる「Wrapped」と似た機能だといえます。
Only Youでは、よく聴くアーティストや音楽ジャンルの組み合わせ、年代、1日の中でよく聴く時間帯などのほか、ユーザーの過去6ヶ月間のリスニングデータから、トップアーティスト(太陽のサイン)、1番感情的になるアーティスト(月のサイン)、最近見つけたアーティスト(ライジングのサイン)を示す「わたしのオーディオ出生ホロスコープ(Your Audio Birth Chart)」、架空のホームパーティーに招待したいアーティストを3組選ぶと、アーティストごとのMixプレイリストが作成される「パーティーをはじめよう(Your Dream Dinner Party)」 といったユニークなものも含まれており、様々な切り口でユーザーのリスニング傾向を分析し、本人も気付いてないような意外な聴き方を明らかにします。
Only YouのデータはWrapped同様、Spotifyアプリ上でInstagramのストーリーのように表示され、ユーザーはそのデータをSNSでシェアすることもできます。
また、SpotifyはOnly Youの開始にあわせ、新しいパーソナライズ機能「Blend」のベータ版の提供も開始しています。
Spotifyのアカウントを持っている友人を招待することで作成できるBlendは、2人のユーザーの音楽の好みをミックスする機能です。
Blendに連動したのプレイリストは、参加する2人のユーザーのリスニング傾向の変化を学習し、内容を毎日更新することで、ユーザーの好みにあった楽曲を提案します。
Blendは全てのユーザーに提供されますが、利用できるのは現時点ではモバイルアプリのみ。プレイリストはアプリの「メイド・フォー・ユー」ページで作成できます。
Only YouやBlendのような機能によってリスニング体験がより深掘りされることで、今後、アーティストの個性が改めてリスナーにとって身近なものになるのではないでしょうか?