
AIが作成したサンプルを販売する「TapesAI」。トラップやUKドリルなどのクリエイターは要注目
最近では、自分の曲で使う著作権フリーのサンプルを探せるほか、自作のサンプルを販売することもできる「Splice」のようなプラットフォームを利用する音楽クリエイターが増えています。
「TapesAI」は、そんなサンプル販売市場に新規参入したスタートアップ企業で、同社ではAIによって作成されたサンプルを販売しています。
TapesAIのサンプルパックは、一般的なサンプルパックの50倍にあたる、1パックあたり平均5000個のサンプルループを収録しています。また、サンプル自体はAIによって作成されていますが、サンプルのキュレーションは人間が行なっていることもTapesAIのサンプルパックの特徴のひとつです。
現在は、Lo-Fiヒップホップ、トラップ、UKドリルといった人気のヒップホップジャンルを中心にそれらの楽曲制作で使える「Lo-fi Piano Chords」、「Trap Drums」、「Chill Lo-fi Drums」、「Atmospheric Trap Melodies」、「Lo-fi Drum Loops」、「UK Drill Chords」、「UK Drill Drum Loops」といった7つのサンプルパックが用意されています(今後もバリエーションを拡大していくとのことです)。
各サンプルパックに収録されたサンプルは、TapesAIのサイト上で全て試聴可能で、サンプルのクレジット(ダウンロードライセンス)を購入することで利用できるようになります。現在、クレジットは30個、50個、100個の3種類が販売されており、3.99ドル(約436円)から購入可能です。
最近ではAIを活用した音楽サービスに取り組むスタートアップ企業も増えており、これまでに音楽知識がなくても作曲、配信リリースまでできる「Boomy」やDAWのプラグインとして使える「Splash PRO」のようなAI作曲ツールが発表されています。
現在、DAWなどを使い作曲をしている方は、このようなAI作曲ツールを自分の作曲のアイデアを膨らませるツールとして使ってみてはいかがでしょうか?
TapesAI
https://tapes.ai
【参考サイト】
https://musically.com/2021/06/03/startup-tapes%c2%b7ai-launches-ai-generated-sample-packs/