2021.05.18

YouTubeの「コミュニティ投稿」が改善。ユーザーとの交流を数値化する機能も

YouTubeの「コミニュティ投稿」は、クリエイターがチャンネルのコミュニティに投稿することで、登録者やファンに向けてメッセージや投稿を送ることができるエンゲージメントツールです。

機能を利用できるのは1000人以上のチャンネル登録者を持つクリエイターに限られますが、アンケートの投票、GIF、テキスト、画像や公開した動画のリンクなどを共有することでファンとの交流を深め、コミュニティ作りに活用することができます。

コミニュティ投稿は、クリエイターのチャンネルの「コミニュティ」タブに表示される他、ユーザーの「ホーム」や「登録チャンネル」のフィードなどでも表示されます。

たとえば「小説を音楽にする」をコンセプトに昨年大ブレイクをはたしたYOASOBIのコミュニティでは、夏頃にミュージックビデオを公開するという告知とともに、新曲の配信リンク、ウェブ公開された原作小説へのリンク、歌詞、ジャケットイラストなどを公開(このように、必ずしも動画を含まない投稿も可能です)。

Ayase / YOASOBIのコミュニティ投稿一覧
https://www.youtube.com/c/Ayase0404/community

また日本のボーカロイドシーン発のアーティスト「キタニタツヤ」は活動7周年を記念して、過去作の本人によるライナーノーツをこの機能を用いて連続投稿する企画を実施しています。

キタニタツヤofficialのコミュニティ投稿一覧
https://www.youtube.com/channel/UCgP3GbgbuVzAhlctGU5yuPA/community

さらに、最近行われたアップデートにより、クリエイターはコミュニティ投稿のインプレッション数、エンゲージメント率などの指標をYouTube Analyticsを通じて確認することができるようになりました。分析結果は現在、デスクトップ版でのみ確認可能ですが、近日中にモバイル版で可能になるとのことです。

また、クリエイターがコミュニティ投稿で複数の画像を投稿することが可能になった(Android版のみ対応。年内にはiOS版とデスクトップ版にも対応予定)ほか、Android版とデスクトップ版ですでに提供されていたコミュニティ投稿の予約投稿がiOS版でも利用できるようにもなっています。

分析機能によってファンとの交流の結果が数値的に可視化されることは、それぞれにとってのこの機能の最も有効な使い方を見つける手がかりとなるはずです。ぜひあなたにとってぴったりの使い方を見つけて、ファンにとっての魅力あるコミュニティを作っていきましょう!

【参考サイト】
https://creatoracademy.youtube.com/page/course/interact-with-community-posts?hl=ja
https://www.tubefilter.com/2021/05/12/youtube-furnish-analytics-creator-community-posts/

画像:https://pixahive.com/photo/youtube/