
ChatGPTが出力したソースコードでプラグインを作成!? 音楽系YouTuberがその過程を公開
ミュージシャン、シンセサイザープレイヤーとしての顔も持つYouTuber、Doctor Mixが、ChatGPTを活用してVSTプラグインを作成するという動画を公開しました。
Doctor MixのYouTubeチャンネルで公開された動画「I Created A VST Synthesizer With ChatGPT AI」では、Doctor Mixがどのようなコーディングフレームワークを使用すべきかChatGPTに質問する様子や、複数のオーディオプラグインをひとつのコードでサポートするためのC++ライブラリであるWDL-OLを選択する様子を確認できます。
また、独自のシンセサウンドを作成するためにChatGPTにソースコードの生成を指示し、ChatGPTによって生成されたVSTプラグインのソースコードをアムステルダムのプラグインメーカー「Martinic」に持ち込む様子や、そのソースコードをカスタマイズして最終的にMIDIキーボードで演奏できるようになるまでの過程を確認することができます。
動画内で作成されたプラグイン「Doctor Mix AI Synth」は、現在、ADSRとフィルターコントロール機能やプリセットを保存するオプションを搭載した“世界初のAIによるソースコードから開発されたプラグイン”として無料配布されており、Martinicの公式サイトからメーリングリストに登録することで入手可能です。
音楽制作での活用に限らず、プラグイン作成にChatGPTを活用してみたい人はDoctor Mixの動画を参考にしてみてはいかがでしょうか?
Doctor Mix AI Synth
https://www.martinic.com/en/blog/doctor-mix-chatgpt-ai-synthesizer
文:Jun Fukunaga