2022.10.21

外出自粛期間でのめり込んだDTMと動画投稿が人生の進路も変えた Puzzle Project連載インタビュー⑧ Miwo

インターネットを活用して自身の作品を発表している次世代アーティストをサポートするソニーミュージックの新プロジェクト「Puzzle Project」。Soundmain Blogでは今回、新たにそのメンバーに加わったMiwoにインタビューを実施した。

現在18歳のMiwoはコロナ禍の3年間と高校生活の3年間がほぼ重なった世代。楽曲制作と動画投稿にのめり込んでいったのはまさにその最中で、自らに向き合う物作りのプロセスを通して、高校卒業後の進路も大きく変わっていったという。

音楽に加えてもうひとつの軸であるイラストレーションとの関係、最もハマったアーティストだというONE OK ROCKからの意外な影響まで、非常に興味深いお話を聞くことができた。

取材・文:関取大(Soundmain編集部)

Puzzle Projectインタビュー連載 記事一覧はこちら

プロフィール

Miwo

現在18歳のボカロP。高校1年生からボカロPとしての活動をスタートさせる。
自身のMVや、他のボカロPのMVイラストなどのアートワークもこなすマルチクリエイター
洋楽に影響を受けており、聴き心地の良い楽曲に定評がある。
楽曲提供にも意欲的。

Twitter:https://twitter.com/mitotoP_dayo
Instagram:https://www.instagram.com/miwo_miwo_00/
Youtube:https://www.youtube.com/channel/UCYzdCCbLKQJdp9XaDI80Xhw/featured
Niconico:https://www.nicovideo.jp/user/90839684
TikTok:https://www.tiktok.com/@miwo2003

Miwo インタビュー

創作の原体験

Twitterを拝見したのですが、大学に合格されたとのことで。おめでとうございます。

ありがとうございます。

デッサンを上げていたということは、美大ですよね。専攻は何になるんですか?

絵画系です。あのデッサン自体は受験で使ったものではないんですが、ああいった基本的なデッサンの技術はどんな科に行くにしても必要だと画塾の先生に教わって、何枚も描きました。

小さいときから何か作るのは好きでしたか。

そうですね。物心ついた頃から絵は描いていたと思います。そんなに大層なものではなくて、本当に自由帳にお絵描きをしていた程度なんですけど。

なるほど。音楽をやり始めたのは?

高校に入ってすぐですね。最初は家のAppleのパソコンに付いていたGarageBandで遊び出したのがきっかけで。自分のパソコンを買ったのが一年経った高2ぐらいで、そのときに有料のLogic Proに乗り換えました。

楽器とかはそれ以前はやっていなかった?

やっていなかったですし、今もギターを持ってはいるものの、買ってからまだ一年経ってないぐらいで、それもそんなに練習してるわけじゃないので。

音楽自体は昔から好きでしたか?

そうですね。聴くのはめちゃくちゃ好きでした。

どういう環境で聴くのが普通でしたか。

家のスピーカーにつながれたパソコンで流れてるYouTubeの音楽とか、テレビで流れてる音楽とかが多かったです。親が洋楽が好きで、自分が観てたのもディズニーチャンネルとかが多かったので、割とアメリカのポップシーンで流れる当時の曲というのが小さい頃からよく耳にしてた音楽ではありました。

Spotifyでご自身が作られているプレイリストも拝見したんですけど、アメリカのメインストリームのポップスだったり、ロックバンドの曲だったりが多いなと感じていたので、すごく納得です。

Miwoさん自身が作成した、2022年のフェイバリット楽曲を集めたプレイリスト

幼稚園のときの十八番が、Nickelbackの物まねをするっていう(笑)。今考えたらとんでもないんですけど、当時はそれしか知らなかったので。

(笑)。じゃあボカロは自分で作り始めるまで全然通ってないぐらいの感じ?

そうですね。音楽を作り始めたときに、親に頼んで初音ミクも買ってもらって。ただそのときはとにかく音楽が作りたかったのと、ボーカルを用意したかったっていうだけで、ニコニコ動画も、ボカロPって言葉も多分知らなかった。

おお。でもボカロって元々そういうものですしね。道具的なものというか。初音ミクを中心に使われていますが、最初に買ったのが初音ミクですか?

というか、知声(※)は無料のベータ版を使ってるので、買ったボカロは初音ミクだけなんですよ。しかも当時初音ミクのことを僕自身が全然知らなかったものだから、昔の世代のやつを買っちゃって。

※正確にはボカロ=VOCALOIDではなくVoiSonaのボイスライブラリ

当時から見て昔の世代というと……V3ですかね。

はい、そのバンドル版です。安かったので……とはいえ数万円はしたんですけど。そのせいで、いろんな新しいボカロを自分の持っているエディタ上では使えないって問題が発生してて。他のボカロを使おうと思ったらもう一回新たに初音ミクを買わなきゃいけないみたいなことになっちゃってるので、基本は今もまだそれを使い続けてます。

VoiSonaの知声を使用した楽曲も発表している

ONE OK ROCKからの意外な影響

楽器も弾けない中で、どういう風に「こうすれば曲の形になるな」と掴んでいったんでしょうか。

どうだったんでしょう。もともと音楽の成績も最悪で、ハ長調とか言われても何を言っているのかわからなかったし、楽器も下手だったし、音符も読めないし、歌も下手だし……何もできなかったんですけど、音楽のことを好きではいたという状態で。

ただ自分で音楽を作ろうと思ったときに、たまたま僕の好きなバンドがそこまで難しい曲を作っていなかったんですよ。サビとかもベースをずっとコードの通りに連打しているだけ、みたいな曲が多かったので。曲の節目でこういう変化をつけるのかな、みたいなところがなんとなくわかったので、それを見よう見真似でやっていた気はしますね。

なるほど。ちなみに、そのバンドって誰だか教えてもらえますか?

ONE OK ROCKです。僕が初めて音楽にめちゃくちゃハマったっていう経験をしたバンドで、本当に好きで。

ああ。小さい頃アメリカのポップスをずっと聴いてて、って話を聞くとすごい腑に落ちますね。彼らがアメリカに渡って、現地のメインストリームに照準を合わせ始めたというか、おそらくそのあたりですよね。

そうですね。ちょうど僕が彼らを知ったのが中2ぐらい、『Ambitions』(2017年)というアルバムがあって、そこから知ったんですけど。彼らのことが大好きな友達の家に、「ワンオクのライブに行くから前夜祭で集まれ」とか言われて、そこで初めてONE OK ROCKという単語を知って、ライブ映像とかもいろいろ見て。小さい頃に洋楽で、それこそNickelbackとかの重いやつを聞いてたとはいえ、小学校以降は外の友達とかと話す中でJ-POP寄りにはなってたんです。けどワンオクで一気にそっちに引き戻されて(笑)。

『Ambitions』発売時のジャパンツアーのライブ映像

なるほど。彼らも元々はいわゆる「邦ロック」的なところから出てきて、今は本場でロックそのものを復権させようと戦っている人たちだと思いますけど、そういう出会い方があるのは面白いですね。しかしどうですか、とはいえワンオクはバンドなわけで、それを自分なりに落とし込んでいくとなったときに、もちろんワンオクそのものにはなれない。それは経験とか技術とか以前に、編成という面で完全には再現できないというか、バンドらしさみたいなものをDTMで完全には再現できないと思うんです。それでも真似しようと思ったときに、ここが足りないから代わりにこういうところで補おうとか、何かしら「ワンオクっぽさ」みたいなものを再現しようとするためにどういう工夫をしようと思いましたか。

実際、僕が作ってきた楽曲のスタイルはワンオクとかなり違うので、ワンオクが好きって言うと「そうなんだ」って驚かれることも結構あるんです。けど、僕個人としてはワンオクの音楽スタイルも好きなんですけど、彼らの制作スタイルに影響を受けた部分が大きくて。

おお。具体的にはどういったところでしょう?

アルバム制作のドキュメンタリーがついているライブ映像作品があって(『ONE OK ROCK 2016 SPECIAL LIVE IN NAGISAEN』 )、当時は全然DTMもやってなかったんですけど、「音楽ってこうやって作ってるんだ」って勉強になったんです。そもそもアーティストが曲を作ってるところは初めて見たし、日本とは違ってプロデューサーとかエンジニアとかがガンガン前に出てくるし、セッションしたり、プロデューサー以外にも他のアーティストとかもいたりっていうのを初めて見て。

なるほど。

身近にDTMしてる人がそんなにいないので、同じ部屋で誰かと一緒に作るとかはしたことがないんですけど、例えば彼らが『Eye of the Storm』(2019)というアルバムでジャスティン・ビーバーのプロデュースもしているプーベア(Poo Bear)という人と一緒に曲(「Head High」)を作ったときのエピソードとして、アカペラで歌わされたとか、いいところをパーツとしてつなぎ合わせて曲として作っていくというプロセスについて話していて。そういったドキュメンタリーやインタビューを見たり読んだりして受けた影響というのは大きいと思います。

エド・シーランとの共作曲「Renegades」(2021)の制作風景。多数の関係者が大部屋に集まって曲の形を探っていく

一人なりに集団制作のメソッドみたいなものを取り入れる、ということをやっていると。そのようにして出来上がったものは、最初からネットにアップすることを念頭に置いていましたか?

作った曲を聞かせる人もいなかったので、自然とネットに行きましたね。そこで初めてTwitterのアカウントもGoogleのアカウントも作ったので、音楽制作歴=ネット歴ですし、Miwo歴っていう感じです。

絵のほうを投稿サイトに上げたりとかもしてなかったんですか。

してなかったですね。それまでSNSにすら全然触れてこなかったので。

それって世代的には珍しいタイプなんじゃ?

どうですかね? 自分のスマホを持つのがだいぶ遅かったというのはあるんですけど。持ってからもしばらくはリアル用とかでも(SNSアプリは)入れてなかったんですよね。

じゃあインターネット上の自分の人格みたいなものは本当にクリエイターとしてのMiwoしか存在していないと。クリエイターとしてはすごく健康な感じがしますね(笑)。

だからネットでターゲットを狙ってとか、そういうことはそもそもSNSをやってなかったからできないっていう。昔「ボカロPはネタツイで伸びろ」っていうツイートを見たことがあるんですけど(笑)、できないんだよなあと思って。

絵を描くこと、曲を作ること

そういう中でPuzzle Projectというものに参加されたわけですけど、このプロジェクトを知ったきっかけであったり、応募してみようって思った動機って覚えてますか。

確か、人に教えてもらったんですよ。言葉を知ったのはいつか覚えてはないんですけど、今年の4月にボーマスに参加したときに、「Miwoくんなら入れるんじゃない?」って人に言われて、その流れで応募をしたのがきっかけですね。

自分で絵も描いている、みたいな話も応募のときにしたんですか?

確かしたと思います。自分がやっていることを「マルチクリエイター」と言うらしい、というのもそこで初めて知ったんですけど、自分の武器なのかもしれないなとは思い始めています。

イラストのみでも、The 1975の日本版リリックビデオに採用された実績を持つ

絵もすごく魅力的だなと思って動画を拝見していたんです。当初から絵と音楽を一体型の表現としてやりたいという意識はあったんですか。

最初はとりあえず画像が必要だから、という理由でネットのフリーの写真を引っ張ってきていたんですが、単純に絵のMVのほうが魅力的だし、再生数も伸びるってことに気づいてからは自分で描くようになりました。デジタルで絵を描くために、iPadを購入したのもその時です。

自筆イラストを使用して投稿した初期の動画

ただ練習もそこまでしてなかったので、その時点では人物の絵なんて全然描けなかったんですよ。そこからはちょっと退屈だなと思う授業のときには内職するようになって。学校が一人一台iPadを使える環境だったので、授業中にiPadでこっそり画像検索して、自由帳に漫画の模写とかをずっとしてましたね。

ということは作曲をやり始めた、で絵のほうが動画が伸びるって気づいて、それに昔から絵を描くのも好きだったしなと思って描くようになった、それで練習していったら進路も美大になってしまった……みたいな、そういうことですか。

そうですね。それまでは逆に得意だと思えること、頑張った経験があまりなかったんです。自分で頑張って何かできるようになる、というのは自信になるじゃないですか。そういうのがゼロと言ってもいいぐらいなかったので、それで高校は頑張ろうと思って決意していろいろとやり始めて。

素晴らしいですね。進路を決めていく際に迷いはなかったんですか。

途中までは普通の大学に行こうとしてたんです。でも高3の夏ぐらいに体調を崩して……なんでだろうと思ったときに、受験勉強の本番って夏からなので、そうなると絵とか音楽とかが全部「やっちゃいけないもの」になるじゃないですか。それがストレスで仕方なくて体調も崩れたんだなと。だったら本当に自分の好きなものを真ん中に置いていこうと思うようになって、そこからですね、進路を美大にしたのも。だからだいぶ遅いです。最近、話題の美大受験漫画があって。

ああ、『ブルーピリオド』。

そうです。僕も読んでたんですけど、あの漫画の内容を考えても、高3の夏からじゃ遅いだろうと自覚はしてました。結果的に浪人はしたんですけど、画塾の環境がすごくよかったし、今となっては浪人はしてよかったと思います。

また音楽の話に戻りますが、ソフトとか機材とかは何を使っていますか?

パソコンはMacBook Proで、DTMのソフトウェアはLogic Pro、それしかないです。ギターと、オーディオインターフェースはRolandの調べたら上のほうに出てくる2万円くらいのやつは持ってますけど、さっきも言ったようにうまく弾けるわけではないので。

なるほど。じゃあ打ち込みは完全にマウスとかトラックパッドでポチポチって感じですか。

そうですね。

「こういう音がほしいな」と思ったときにはどうしていますか?

ソフトシンセサイザーとかも使ってないので、Logicに内蔵の音源しかなくて。ただ、Spliceは契約してます。サンプリングでなんとかなるっていう自分の中での謎の信念があって、素材さえあればいくらでも曲が作れるだろうと。

だいぶ思い切ってますね! サンプルの音の感触を確かめながら、重ねていくように曲を構築していくというのはある意味、イラストや絵を描くプロセスにも似てるのかなって思うんですが。

絵は本当に小さい頃から描いてたので自分で比較するのは難しいんですけど、ものを作るプロセスという意味では似てるんじゃないかと思っていて。美大受験における絵の基本というとやっぱりデッサンなんですけど、そこで学んだことが結構芸術全般に生きてるなという実感があるんです。音楽と絵では一見違うけど、根幹として考えることはそこまで違わないんだなと。

詳しく聞きたいです。

デッサンでは「ねり消し」という道具を使うんですけど、鉛筆で一回描いたものをそれでポンポンポンって押さえて、その上にさらに被せて描くとかすることで、最初に描いたのとはまた違ったものができるんです。そういう地味なように見えるひと手間を加えることで「野放しにしない」というか……言葉で説明するのは難しいんですけど、そのひと手間というのがDTMでも大事だなと思っていて。たとえばキックのサンプルひとつ取ってもそのまま使うんじゃなくて二つ重ねるとか、三つ重ねてみるとか、役割を分担させて重ねてみるとか、低音担当とキックの高音のシャリシャリした部分の担当を分けるとか……そういうところで通じてるなと。

リアルなコミュニティから受ける刺激の大切さ

なるほど、すごく面白いです。ところで、そうやってもの作りをしていく中で、横のつながりとかも徐々にできていったと思うんですね。いわゆるボカロ界隈というか、音楽仲間みたいな。そんな中で自分の立ち位置を意識することとか、「この人には負けたくない」とかってありますか。

自分の参考にしてる曲があまりボカロ曲の中にないというのはあって。タイプが近いなって思う人は、有名な方でも数えるくらいしかいない。そういう意味ではあまりライバル視するっていうのはないです。

でも切磋琢磨するというか、そういう恩恵をコミュニティから受けてるっていう感覚はすごくあります。音楽に限らずですけど、やっぱり他の人と一緒に関わって成長できる環境ってめちゃくちゃ大事だなというのは感じていて。音楽を始めてからこの2年ぐらいですごく人と関わるようになりましたけど、始めたばかりの頃とかは、それこそネットとかSNSとかも全くわかってなかったし、リアルでもそんなに身近に絵を描いてる人がいるかと言われたら全然いなかったし。

僕が通ってたのは割と勉強ができる子もたくさんいる学校だったので、「そんなことより……」って雰囲気だったんですよね。副教科が追いやられる側だったので、あまり創作の面白さとかを共有できた経験もなかった。そういう意味でも画塾に行くようになったのは大きかったんです。圧倒的に自分の課題が見つかりやすいし、伸びも早い。人と関わることが大事だなと改めて実感したんです。だから音楽でも、ボーマス(THE VOC@LOiD M@STER)とかのリアルなイベントには、できるだけ顔を出したいと思って活動してます。

2022年4月開催の「THE VOC@LOiD 超 M@STER 48」で頒布したアルバムのクロスフェード

うんうん。しかしそう聞くと、どうしても時代的な話も気になっちゃうというか。リアルのイベントもなかなかできない時期が、そうやって曲なり絵なりを作ってた時期と重なっていた部分もあったと思うんです。どういう思いでしたか、このコロナの時代で。

僕が高校1年生の春から音楽を始めた年の、冬の終わりにコロナで自粛期間になったんです。

そうか、高校生活が丸ごとコロナの時期に重なってるぐらいの感じですよね……。

そうですね。しかも当時は、3年経った今でも全然コロナというものが終息してないとは予想できてなかったですし。ただ、自粛期間っていうのが数ヶ月ぐらいあったかと思うんですけど、その時にいっぱい自分の時間ができて。オンライン授業に出なきゃいけなかったんですけど、まあそんなに積極的ではなく、ずっと曲とか作ってたんですよ。その時に初めてニコニコ動画とかでも再生数に手応えが出て。あの期間がなかったら今の自分はないなとも思いますし、自分に向き合うひとつの形だったのかなとは思ってます。

ただ、外側と壁が……今もあるじゃないですか。マスクだったりとか、アクリル板とか。ああいうのがあるのはちょっと寂しいですね。インプットが欲しい時期なのに、なかなかインプットがないっていうのがキツくて。自分の中にあるものってどうしても限界があるので、外から十分に刺激を得られないというのはかなり悲しい。

僕が行こうとしてる美大も、僕の現役の前の年ぐらいまではほぼ対面授業もゼロで、美術の実技なのに家で作って画面越しに「こんなの作りました」って見せて、でも画質が悪いから教授もよくわからないっていう時期もあったと話に聞いてて。今は対面になってるらしいんですけど、その話を聞いたときは本当にやばいなと思った。

今は徐々にですけど解除される風潮があるので、そこに関しては純粋に嬉しいです。

これからの大学4年間、Miwoさんが思いっきりインプットできるよう祈っています。では最後に目標というか、今後どういう活動をしていきたいかということをPuzzle Projectを通してでも、大学の生活を通してでもいいのでお聞かせいただけますでしょうか。

今のところはそんなにめちゃくちゃ背伸びはせずに、まずは自分のスキルアップに努めたいなと思っています。やりたいこととしては、やっぱりライブとかそれに近いものとか、自分が見る側として本当に好きだなと思っていたものを提供する側になりたいなとは、まだ全然夢ですけど思っています。

ライブというとどういったものをイメージされているんですか。自分が歌うということ?

自分は演奏も歌もできないので(苦笑)、やり方から自分で考えるしかないなと。美大生コミュニティの中で、違う大学のデザインの人とか服飾系とか、俳優コースとかとの繋がりもあったりするらしいので、フルに活用していろいろ試していけたらなと思ってます。身近な目標としては実写のMVを作りたいですね。もともと実写というか、生身の人が歌ってパフォーマンスをするものを聴いてきたので。

いいですね。遠くないうちに観れるのを楽しみにしています!

「Puzzle Project」とは?

「Puzzle Project」は、次世代アーティストの音楽性・楽曲・世界観とソニーミュージックグループが持つソリューションを掛け合わせ、作品を世界に広げていくプロジェクト。プロジェクト参加アーティストには、小説を音楽にするユニット“YOASOBI”を誕生させた小説投稿サイト「monogatary.com」によるクリエイティブサポートや、世界に45ヵ国以上の拠点があり、2019年より日本でサービスを開始した大手音楽ディストリビューション会社「The Orchard」での世界配信サポートが行なわれる。また、その他ソニーミュージックグループが持つさまざまなソリューションを活用し、楽曲制作、映像制作、ライブ制作などのクリエイティブサポートなどが行なわれる。

公式サイト
https://puzzle-project.jp/

随時エントリー受付中。エントリーはLINE公式アカウントより。
https://lin.ee/cPUfl4c

参加資格

  • インターネットを活用し自身の作品を発表している方
  • 年齢不問
  • 国籍不問 ※日本国内在住の方に限ります