2022.05.12

Soundmain Studioの「音源分離」機能、実際に使ってみた! ~Webブラウザでセルフリミックス~

Soundmainが提供するブラウザDAW「Soundmain Studio」では「Soundmain Store」からオンラインストレージに落としたサウンド素材をドラッグアンドドロップでシーケンサー上に配列、直感的にトラックを作ることができます。さらに目玉機能となっているのが「音源分離」。最新のAI技術を応用してミックス音源をステムデータ(ボーカル、楽器パートごとに分かれた音源データ)に分解、リミックスのための素材に変換することを可能にします。

前回ブログで紹介したところ大反響をいただいたこの機能について、実際に分離前/後の音源を比較するとどのようになるのか。ご自身の楽曲を元にクリエイター・PIANO FLAVAさんに検証してもらいました。

前回記事はこちら

音源分離を試してみる!

音源分離は、以下の手順で行うことができます。

① 新規プロジェクトを立ち上げ、右下の音符マークをクリックする。

② ストアページが表示されるので、Browserタブをクリックする。

③ 「ここにファイルをドロップ」と書かれた部分に楽曲ファイルをドラッグ&ドロップしてアップロード、曲の解析が終わるまで待つ。

④ 楽曲ファイルを選択し、「音源分離」ボタンを押す。

⑤ ステム数の選択画面になるので、2(ボーカル/その他)か4(ボーカル/ベース/ドラム/その他)、どちらか好きなほうを選択する。
※ 会員登録時/月額利用料更新時に付与されるポイントを200消費します。

⑥ 少し待つと音源分離が完了します。

⑦ ステムのダウンロードは、右横の三本線のアイコンから行います。

なお、実際に楽曲を音源分離させてみた結果はこちら。
※ ブログにアップする際のデータ容量の関係で、音質は少し劣化しています。

元音源:PIANO FLAVA × COKO – Cross

ステム①:ボーカル

ステム②:ドラム

ステム③:ベース

ステム④:その他(ウワモノなど)

そして今回、上記のボーカルファイルを利用してリミックスも作ってみました。今回、ボーカルトラックにはEQやコンプなどのエフェクトを一切使用していませんが、いい感じになったと思います。

なお、バックトラックにはSoundmain Storeで提供されているサウンドパック、「Japanimation」「Future Chill Trap」「Melodic Trip Vibes」を使用しています。

使用サウンドパック(Soundmain無料会員登録で全音源が試聴可能)

まとめ

音楽クリエイターにとっては、私的利用の範囲内になりますが、音源分離を利用してボーカルファイルからリミックスを作ったり、ステムデータを紛失した自分の楽曲のセルフリミックスを作ったりすることが可能になりますね。

もちろん、楽曲をサンプリングするときも、ステムから行えるのは非常に便利。ドラムトラックをサンプラーに読み込み、パーツごとに切り分けて、そのままフィンガードラムで演奏したり、ヒップホップでよくあるウワネタのチョップ&フリップなど、活用アイデアはユーザーの数だけ存在しそうです。

また、楽曲を音源分離させることで、ドラムパートやベースパートを個別に聞くことができるようになり、耳コピもしやすくなると思います。

なお、今回ボーカリストのCOKOさんにもお話を伺ったところ、音源分離を活用することで、トラックをもらったときに、ここが歌いにくいからこの部分をこうしてほしい、などを具体的に言えるかも、とのことでした。

ぜひ皆さんもこの音源分離を活用してみてくださいね。

文・音源:三嶋 直道(PIANO FLAVA)

音源分離の技術的な背景について、開発者へのインタビュー