2022.04.04

80sシンセ音楽に欠かせなかったエフェクト「JUNO-60 Chorus」がRoland Cloudに追加!

Rolandがプラグイン音源やソフトウェアを提供するクラウドベースのプラットフォーム「Roland Cloud」に「JUNO-60 Chorus」を追加しました。

JUNO-60 Chorusは、これまでに他のメーカーもエミュレート版をリリースしているエフェクトですが、今回は本家Rolandによって、正式にエミュレーションされることになりました。

1982年に発売されたアナログシンセ「JUNO-60」のステレオ・コーラスは、シンディ・ローパーの代表曲「Time After Time」など、当時のシンセサイザーを多用したニューウェーブ楽曲で多用されたことで知られるエフェクト。

当時のJUNO-60のステレオ・コーラスは、シンセのシングルDCO、ファットなサブオシレーター、キャラクター豊かなVCFを引き立てるために特別にチューニングされていましたが、今回のJUNO-60 Chorusプラグインでもその雰囲気を再現することができます。

プラグイン版では、オリジナルのハードウェアと同様に、2つのプッシュボタン式コーラスモードと、両方のボタンを同時に押すことで利用できる3つ目の“シークレット”モードも搭載。それぞれのモードは、アナログノイズも含めて詳細にモデル化されています。

このような仕様について、Rolandは「レトロな雰囲気を存分に味わうことができます」とコメント。また、サウンドだけでなく、シンセのパネルや木製のサイドパネルを再現したUIもビンテージ感を意識したものになっており、その雰囲気を演出することに一役買っています。

JUNO-60 Chorusは、Mac/Windows両対応(VST3、AU、AAX)で、Appleシリコンにもネイティブ対応。現在は、Roland CloudのUltimateプラン加入か、もしくは99ドルのLifetime Keyを購入することで利用可能です。

80sレトロなシンセサウンドを象徴するコーラスエフェクトを本家のサウンドで使ってみたい人は、導入を検討してみてはいかがでしょうか?

Roland Cloud「JUNO-60 Chorus」製品情報
https://www.roland.com/global/products/rc_juno-60_chorus/

文:Soundmain編集部

【参考サイト】

Roland JUNO-60 Chorus Plug-In Debuts – Mixonlinene
https://www.mixonline.com/technology/news-products/roland-juno-60-chorus-plug-in-debuts