
1台で弾き語りからDTM、演奏動画配信まで! Rolandが最新シンセ「FANTOM-0」シリーズを発表
Rolandが、最新シンセサイザーとなる「FANTOM-0」シリーズを発表しました。
FANTOM-0シリーズは、高品質なサウンドと軽量設計で世界的に大ヒットした2014年発売の「FAシリーズ」の後継モデル。プロのミュージシャンからも高い評価を受けている「FANTOMシリーズ」のサウンド、アプリケーションを「FAシリーズ」同等の軽量ボディに搭載している点が特徴です。
搭載されている主なサウンドは、鍵盤タッチにより自然な音色変化を実現する「SuperNATURAL Piano」、ロックやジャズに使用されるビンテージ・コンボ・オルガンの構造を再現した「Virtual Tonewheel Organ」、壮大なオーケストレーションを可能にする「SuperNATURAL Acoustic」、Rolandシンセサイザーのノウハウを集結して作られた音源システム「ZEN-Core シンセシス・システム」による「Virtual Analog Synthesizer」など。これらの豊富な音色を最大で16パート分レイヤーすることで、さまざまな音楽表現が可能です。
またクラウド型ソフト音源サービス「Roland Cloud」のビンテージ・シンセサイザーを忠実に再現する「Model Expansion」を始め、弦楽器や金管楽器、希少性の高い鍵盤楽器などの音を拡張できる「EXZ Wave Expansion」(FANTOM-0ユーザーは全タイトルを無償で使用可能)、好みのジャンルや楽器を指定して手軽に音色を増強できる「SDZシリーズ」などによりサウンドの拡張をすることもできます。
さらに思いついたフレーズを作り溜め楽曲を構築することができる最大16トラックの「クリップ・ベース・シーケンサー」、16パート全てに使用できる多彩なエフェクター、各楽器の帯域に配慮した緻密な作り込みを可能にする各パートに用意されている3バンドEQといった機能により、曲づくりのアイデアを瞬時に形にすることもできます。

SFXやループ素材などを扱える専用機と同等のサンプラーのほか、大型のタッチ・ディスプレイ、音量バランスや音の定位などをスピーディに調整できるスライダーやつまみ、サンプル再生などが可能な16個のパッドなど、演奏やレコーディングに適した機能も搭載されています。

FANTOM-0シリーズ には、鍵盤のタイプにより異なる3つのモデルが用意されています。76鍵の「FANTOM-07」と61鍵の「FANTOM-06」には、演奏性と可搬性を兼ね備えた新開発の軽量鍵盤を採用。また88鍵の「FANTOM-08」には、軽量でコンパクトなステージ・ピアノ「RD-88」などに搭載されているピアノ・タッチの鍵盤を採用しています。
いずれもオープン価格で、2022年3月25日(金)から発売開始予定です。
FANTOM-0シリーズ 製品情報
https://www.roland.com/jp/promos/fantom-0_series/
文:Soundmain編集部