
Moogがエレクトロニック・ミュージックの創成期を紹介するドキュメンタリーシリーズ「GIANTS」をスタート
Minimoogなどこれまでに数々の名作シンセを開発してきたMoogが、エレクトロニック・ミュージックの創成期を紹介するドキュメンタリーシリーズ「GIANTS」をスタートしました。
GIANTSは、エレクトロニックミュージックの発展に関わったアーティスト、発明家、イノベーター、エンジニアに焦点を当て、その知られざるストーリーをショートドキュメンタリーにしたもの。
現在、Moogの公式YouTubeチャンネルではシリーズ第1弾として、作曲家であり、発明家でもあるハーバート・ドイチュ氏にフォーカスした「Herb Deutsch」が公開中です。
ハーバート・ドイチュ氏は、Moogの生みの親であるロバート・モーグ氏と比べると一般的にはあまり知られていません。しかし、彼はロバート・モーグ氏とともに最初の一般向けシンセとなったMinimoogの前身にあたる「Moog Modular System」を共同開発するなど、シンセサイザー開発の歴史において多大な功績を残している人物と言えます。
動画ではMoog創業初期における遺産とも言えるハーバート・ドイチュ氏の功績や、彼が考える「音楽とは何か」という“完璧な定義”などが本人の口から語られます。
最近はソフトシンセメーカーの「GForce」による同様のドキュメンタリーシリーズ「Bright Sparks」も公開されています。GIANTSシリーズが気になった人は、そちらも合わせてチェックするとよりシンセサイザーの魅力の奥深さに気づくことができるかもしれません。
GIANTSシリーズは今後も更新されていく予定です。
文:Soundmain編集部
【参考サイト】
Moog launches new docu-series on the early days of electronic music | DJMag.com
https://djmag.com/tech/moog-launches-new-docu-series-early-days-electronic-music