2022.03.07

UKドリル・グライムなどダークなUKサウンド制作に。Spitfire AudioとプロデューサーのGAIKAが共同開発したライブラリ音源「WAR ISLAND」

Spitfire Audioが次世代エクスペリメンタル・ラップアーティストとして知られるGaikaと共同開発したサンプルライブラリ音源「WAR ISLAND」をリリースしました。

WAR ISLANDは、広がりのあるインダストリアルなサウンドスケープを特徴としたサンプルライブラリ。ザラザラしたシンセドローン、テープ処理されたドラム、パッド、リード、歪んだボーカルエフェクトなどにより、ユーザーはあらゆる楽曲にダークで陰鬱なムードを加えることができます。

サウスロンドンで育ったGAIKAが、若かりし頃から聴いてきた音楽にインスパイアされたというサウンドのライブラリは、パッド、ベース、リード、アトモスフィア、ドラム、ボーカルの6つの主要なサウンドカテゴリーで構成。また「Kiln」、「Church Balcony」など7つの特注インパルスレスポンス・リバーブも用意されています。

GAIKA「1800 FENDI」

WAR ISLANDのサウンドの特徴について、Spitfire Audioは、「ゴシックヒップホップからサウンドシステムカルチャー、クラシック、レトロフューチャー的な影響など特異な音楽スタイルがある都市の豊かな文化背景への敬意を表して、強烈で抽象的な雰囲気を作り出します」と説明。

実際にプリセットの中にはベース音源の「Drill Head」やパッド音源の「Big Smoke」、リード音源の「Scum Rain」といったUKドリル、グライム、ドラムベース、ダブステップなどこれまでのロンドン発のダークなエレクトロニックミュージックをイメージさせるものも収録されており、そういった音楽を作ることに適していることがうかがえます。

WAR ISLANDは現在、Spitfire Audioの公式サイトから29ドル(約3330円)で購入可能です。

ダークなロンドンスタイルのヒップホップやベースミュージックを作りたい人は導入を検討してみてはいかがでしょうか?

WAR ISLANDの詳細はこちら。
https://www.spitfireaudio.com/shop/a-z/gaika-war-island

文:Soundmain編集部

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