
ジャパニーズ・アマピアノのパイオニアaudiot909が、ラッパー・あっこゴリラとの新曲「RAT-TAT-TAT」をリリース
南アフリカで生まれたハウスの派生ジャンル、アマピアノ。4つ打ちに囚われないリズムのパターン、「ログドラム」と呼ばれる特殊なパーカッションやシェイカーの使用などが特徴の音楽です。現在は南アフリカを飛び越え、ナイジェリアやUKなどにも進出しています。
そんなアマピアノの日本におけるパイオニア的存在・audiot909さんが、ラッパーのあっこゴリラさんをフィーチャーしたシングル「RAT-TAT-TAT」をリリースしました。
audiot909さんは2020年に日本初のアマピアノ作品『This is Japanese Amapiano EP』をリリースしたほか、DJのmitokonさんと共に各種メディアへの寄稿をすることを通じてアマピアノに関する情報発信もしてきたDJ兼ビートメイカー。Soundmainではプロデューサー/マスタリングエンジニアとして活動するPIANO FLAVAさんとのコラボ・シングル「Free Bird」のリリース時に、アマピアノのジャンル形成の歴史、制作に役立つチュートリアル動画などをご紹介いただきました。
今回のシングルでのコラボレーションは、あっこゴリラさんがナビゲーターを務めるJ-WAVEの番組「SONAR MUSIC」でのアマピアノ特集にaudiot909さんがゲスト出演したことから生まれたもの。南アフリカとナイジェリアのアマピアノを踏まえながら低音をディープに用いたビートと、あっこゴリラさんの柔軟で力強いメッセージ性のあるラップがスリリングに融合した楽曲に仕上がっています。
また、現在DJの間で注目を集めているUKアマピアノ仕様のセルフリミックスに加え、南アフリカのアマピアノにより接近した長尺のエクステンデット・バージョンも収録。ハウスをルーツに持つアマピアノならではのDJユースを踏まえた、幅広いフィールドで受け入れられることを目指したシングルとなっています。
「RAT-TAT-TAT」リリース情報
2月28日(月)0時より各種サブスクリプションサービスより配信開始
配信一覧はこちら: https://linkco.re/EyU6NCfu
Tracks: audiot909
Lyrics: あっこゴリラ
Mixing: Track1,3 – So Kobayashi &audiot909, Track2 – audiot909
Mastering: So Kobayashi
Artwork: Hiro “BINGO” Watanabe
プロフィール
audiot909
ハウスのDJとして活動し南アフリカ出身、フランス出身、地元つくば出身のDJ達と共に多国籍ハウスパーティBastilleを主催。
2020年正月にAmapianoに出会い、TYO GQOM主催の日本初のAmapianoのパーティ「TYO PIANO」にてプレイ。キャリアの転機となる。
それ以降コロナ禍の影響でDJ活動を休止し元々行なっていたトラックメイクを本格的に再開。
日本人によるAmapianoの制作は可能か否かの命題に真っ向から取り組み、満を持してリリースされた「This is Japanese Amapiano EP(USI KUVO)」はタイトル通り日本人で初めてEP単位でリリースされた作品となり話題になる。
並行して執筆や対談、現地のプロデューサーへのインタビュー、J-WAVE 81.3 FM「SONAR MUSIC」へのラジオ出演など様々なメディアにてAmapianoの魅力を発信し続けている。
あっこゴリラ
ドラマーとしてメジャーデビューを果たし、バンド解散後ラッパーとしてゼロから下積みを重ねる。2017年には、日本初のフィメール(女性)のみのMCバトル『CINDERELLA MCBATTLE』で優勝。2018年12月、1stフルアルバム『GRRRLISM』をリリース。2019年よりJ-WAVE『SONAR MUSIC』でメインナビゲーターを務め、また立教大学でのジェンダー講義や、アフリカ大陸マラウイで村人を巻き込んだストリートライヴなど、性別・国籍・年齢・業界の壁を超えた唯一無二の表現活動を行う。2020年より独立し、mixtape「NINGEN GOKAKU」を発表。ちなみにゴリラの由来はノリ。