
YouTube、年内にショート動画のマネタイズ機能やライブ配信のコラボ機能など複数の新機能を追加
YouTubeが年内に複数の新機能を同プラットフォームに導入する予定であることを明らかにしました。
YouTubeの「最高製品責任者」であるNeal Mohan氏が公式ブログに公開した記事によると、今後、ショート動画サービス「YouTube Shorts」では、昨年YouTubeに導入されたあらゆる動画の音声をリミックスできる機能がさらに発展。クリエイターのより豊かな自己表現に役立つ新たな動画エフェクトや編集ツールなどが導入される予定です。
また、YouTube Shortsのクリエイターがファンと個別に親交を深めていけるように個々のコメントに対し、ショート動画を作成して返信する機能の導入も予定されているようです。
さらにNeal Mohan氏は、クリエイターにとって気になるYouTube Shortsを新たにマネタイズする機能についても言及。昨年、YouTubeは優れたYouTube Shortsクリエイターに収益を分配するためのファンド「YouTube Shorts Fund」を創設しましたが、今年は今後数ヶ月以内にショート動画のクリエイターがマネタイズできる機能を追加する予定です。
また、「YouTube BrandConnect(日本では未提供)」を通じてブランドコンテンツを制作する新たな方法や、Super ChatがYouTube Shortsにも導入される予定であるほか、ショート動画から商品を購入できるようにする機能など、新たな収益源のテストが近日中に開始されるとのことです。
一方、ライブストリーミングの分野では、視聴者とさらにインタラクティブな交流で盛り上がれることを目指し、複数のクリエイターが一緒にライブ配信できるコラボレーションライブ機能が導入される予定です。
最近、YouTubeではかねてからユーザーから要望が多かったメンバーシップギフト機能(ライブ配信中にチャンネルメンバーシップを購入して他の視聴者にプレゼントできる)を一部のチャンネルで試験的に導入していますが、同機能も今後数ヶ月以内にさらに多くのチャンネルへと展開されるとNeal Mohan氏は述べています。
またNeal Mohan氏は、YouTube Musicに大きな音のピークを減らし、より柔らかい音をブーストすることで、リスニング体験を向上させる機能の導入についても言及。その他にも現在、多方面から注目が集まっているNFTやメタバースに関する計画があることも示唆しています。
今回発表された導入予定の新機能はいずれもクリエイターに重宝されそうなものばかり。日頃からYouTubeを利用して自分の音楽を発信している皆さんは、新機能が導入される日を楽しみに待ちましょう!
文:Soundmain編集部
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