2022.01.17

CASIO、ボコーダー機能搭載の最新シンセをリリース? 意味深な予告動画が公開

電子キーボード「Casiotone」シリーズや「CZ-101」といったシンセで知られるCASIOが今年1月に最新モデルのシンセと思われる機材のリリースを予告する動画を公開しました。

CASIOは昨年のクリスマス直前に「Check It Out」というボコーダーボイスをフィーチャーした意味深な動画をFacebookで共有。その後、今月に入ってからは新たに「Do You Hear the Music?」というタイトルのティーザー動画を公開しました。同動画ではボコーダーの音声音を伴いながら、うっすらとシンセの筐体らしきものが映り、動画の後半では同社の電子キーボード「CT-X」シリーズにも搭載されている「AiX Sound Source」というロゴと「Are You Ready? January 2022」という今月中のリリースを予告するテロップも確認することができます。

AiX(Acoustic ntelligent multi-eXpression)音源は、パワフルな低音からクリアな高音までを豊かに響かせることができる音源。これによりピアノの音色変化やドラムの空気感、ストリングスのリッチな広がりなど、アコースティック楽器が持つ音の魅力を自然に表現することができます。

現時点では最新機材の名称やスペック価格といった詳細は発表されていませんが、CASIO MusicのTwitter投稿によると、リリース日は1月20日が予定されているようです。

CASIOの最新機材は、動画の内容からボコーダー機能搭載シンセであることが予想されていますが、ボコーダー機能搭載シンセといえば、KORG「microKORG」、Novation「MiniNova」などが比較的購入しやすい価格で販売されており、音楽クリエイターの中でも人気を博しています。もし予想通りであれば、新たなボコーダー付きシンセの選択肢のひとつになりそうです。

2021.01.24追記

CASIOの当該新製品は「ボコーダー付きシンセサイザー」ではなく、「歌声を演奏できる」キーボード製品「CT-S1000V」でした。詳しくは下記の記事をご覧ください。

文:Soundmain編集部

【参考サイト】

Casio teases new synth and vocoder | DJMag.com
https://djmag.com/news/casio-teases-apparent-new-synth-and-vocoder

カシオ電子楽器の技術 | 電子楽器 | CASIO
https://web.casio.jp/emi/40th/technology/ctx/