2022.01.14

MRCデータが2021年の音楽利用に関するレポートを発表、世代別のストリーミングサービス利用率も

音楽販売データを取り扱うMRCデータが、2021年の音楽利用に関するレポートを発表しました。

このレポートによると、アメリカ内での楽曲ストリーミング回数は1兆1,300億回再生、世界全体では2兆7,400億回再生でした。

アメリカでの音楽アルバムの消費量は全体で11.3%増加しており、ストリーミングサービスにおける楽曲単位での消費量は9.9%増加しています。

また、カタログリリース(1年半以上前に発売されたアルバム)の年間シェアが約7割と非常に高くなっているのも興味深いところ。

さらにレポートには、世界の主要国における、世代別のストリーミング利用者の割合も載っています。

アメリカではZ世代(1998~2008年生まれ)からベビーブーム世代(1947~1965年生まれ)まで、いずれも9~10割の利用率となっており、幅広い年齢層にストリーミングサービスが浸透しているいることがわかります。

ちなみに日本での利用率は、Z世代が89%、ミレニアル世代(1982~1997年生まれ)が70%、X世代(1966~1981年)が51%、ベビーブーム世代は34%となっています。

レポートは以下のページよりダウンロード可能です。

MRC Data’s 2021 U.S. Year-End Report – MRC Data Reports
https://mrcdatareports.com/mrc-data-2021-u-s-year-end-report/

文: 三嶋 直道(PIANO FLAVA)

【参考サイト】

About that catalog music stat we published the other day… – Music Business Worldwide
https://www.musicbusinessworldwide.com/about-that-catalog-music-stat-we-published-the-other-day2/