
トラックを手軽にローファイ化できるプラグイン「Retro Fi」がWavesよりリリース
「L1」などのマキシマイザーなどで知られるWavesが、近年、人気のローファイ・ヒップホップを始めとしたレトロなローファイサウンドを手軽に生み出せるプラグイン「Retro Fi」をリリースしました。
Retro Fiは、ローファイの質感、温かみのあるアナログサウンド、魅惑的でノスタルジックな雰囲気を演出できることが特徴のプラグイン。「Device」「Space」「Noise」「Mechanics」の4種のモジュールを搭載しており、それぞれが独自の「フレーバー」を持ち、組み合わせることで流行りのローファイかつオリジナルなサウンドを生み出すことができます。
「Retro Fi」搭載の4つのモジュール
「Device」モジュールは、アナログ・カラーリングとトーン・シェイピング・エンジンで、新たにデザインされたインパルス・レスポンスを搭載します。年代別スタイラーは50/60/70/80年代のレトロな4トーンを再現。楽器やボーカルに生命感を与えるカラフルなコンプレッサーとしてのスカッシャーも備えています。
「Space」モジュールは、エコーとアナログ・リバーブ(スプリング/プレート)を搭載。カラフルな奥行きと大胆な空間音を実現します。
「Noise」モジュールには60以上のテクスチャーを含むライブラリを収録。ノイズ生成アルゴリズムにより、テクスチャーは変化し続け、録音されたループのように繰り返されることのない新鮮なサウンドが得られます。
「Mechanics」モジュールは、古いカセットテープやレコードの不完全さや機械的な磨耗した質感を再現します。このセクションには2つの独立したモジュレーション・エンジンがあり、それぞれがワウ、ウォブル、スピードの調整が可能です。
チュートリアル動画も公開中
現在Wavesでは、Retro Fiの使い方を解説するチュートリアル動画も公開中。動画ではRetro Fiを使って、アナログレコード/カセット風のサウンドを生成する方法や、ローファイなドラムサウンド、80年代風サウンドの肝となる80sスタイルのゲートリバーブなど10通りのローファイサウンド作りのTipsが紹介されています。
また、Retro Fiを使ったローファイ風サウンドに仕上げるためのミキシング方法のチュートリアル動画なども公開されています。
販売価格は199ドル(約2万2623円)で現在はイントロ価格の59.98ドル(約6181円)で購入できます。ソフトシンセを中心にDAWで作ったトラックであっても、アナログライクなローファイな質感を出したいという人はこの機会にぜひ、Retro Fiの導入を検討してみてはいかがでしょうか?
Retro Fi
製品情報:https://www.waves.com/plugins/retro-fi
販売価格:通常価格199ドルのところ、現在はイントロ価格59.98ドル
文:Soundmain編集部