
トラップ制作における低音作りの難しさを解決! 808 Mafiaが開発に関わったVSTプラグイン「Trap Bass」リリース
ヒップホップを中心としたアメリカの音楽プロダクションチーム・808 MafiaのメンバーでプロデューサーのSwedeが、機材メーカーの・G-Soniqueと共同でキックとベースに特化したVSTプラグイン「Trap Bass」を開発しました。
Trap Bassの特徴
Trap Bassは、ヘビーなトラップ/ヒップホップのキックとベースラインを作るためのソフトシンセとして設計されており、アナログスタイルのフィルターとオシレーターに、ハードウェアドラムボックスも基にしたビンテージスタイルのエクスポネンシャルエンベロープを組み合わせていることが特徴。主な機能として、20個のキックオシレーター、8個のフィルター、オシレーターのウェーブシェイピング、アナログスタイルのディストーション回路、パラメトリック・サチュレーションなどが搭載されています。
Trap Bassについて開発元のG-Soniqueは、このプラグインを利用することで“窓を割る”ようなベースサウンドが得られると述べるほか、プラグインのメリットとして、キックの微調整に何時間も費やす必要がなくなることを挙げています。
808 Mafiaについて
808 Mafiaはトラップ制作における重要なチームであり、特に共同創設者のSouthsideは、トラップサウンドの確立の立役者の1人として知られる人物。Trap Bassの共同開発者のSwedeも、これまでにLil WayneやDJ Khaled、Gucci maneといった有名ラッパーの楽曲制作に関わるなど、ヒップホップシーンの最前線で活躍してきたキャリアの持ち主です。
トラップのトラックで、サウンドの肝になるのはキックやベースの低音の鳴り方ですが、プロのような低音を鳴らすのは初心者にはなかなか難しいのも事実。また、先述のように理想の低音を鳴らすためには細かいキックやベースの微調整も必要になります。
シーンの最前線で活躍してきたSwedeのノウハウが取り入れられたTrap Bassは、そういったトラップ制作にまつわる低音の問題を一気に解決してくれるでしょう。
チュートリアル動画も公開中!
トラップというジャンルを牽引してきたクリエイターが直接開発に携わったTrap Bass。これからトラップのトラックを作ってみたいという音楽クリエイターは、早速自分の制作環境に導入してみてはいかがでしょうか?
販売価格は99.90ユーロですが、現在はイントロ価格の39.90ユーロで購入可能。ただし、Windowsのみでしか使用できないため、購入の際はご注意を!
なお、G-Soniqueでは、Trap Bassのチュートリアル動画も公開中です。
Trap Bass
製品情報:https://www.g-sonique.com/swede-trap-bass-kick-synthesizer-vst-plugin.html
販売価格:99.90ユーロのところ、イントロ価格の39.90ユーロ(2021年12月14日現在)
文:Soundmain編集部